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韓国チュソクの列車争奪戦、旅行者は「本戦の後」を狙う——2026年版

3行まとめ
  • 例年の流れはこうだ。8月末に日程発表→9月上旬に2日間の先行予約(帰省客向け・本人認証必須)→その直後、売れ残った席が一般販売へ。
  • ①残席・取消票を拾う: 上の第3・4段階を狙う。
  • 外国人専用の乗り放題パス(KORAIL PASS)は強力な道具だが、名節期間には利用制限が設定される年がある。
ソウル駅に停車中のKTX
チュソクの列車は「韓国で最も手に入りにくい切符」になる。だが旅行者に道がないわけではない。| Photo: Wikimedia Commons

チュソク(2026年は9月24〜27日)の韓国では、数千万人が一斉に移動する。KTXの座席はその数日分だけ、国民的な争奪戦の対象になる——そして正直に言えば、この争奪戦の本戦に、外国人旅行者はほぼ参加できない。先行予約は韓国の本人認証が前提だからだ。

ただし、それは「詰み」ではない。先行予約が終わった後の残席の一般販売、直前にまとまって出る取消票、そして列車以外の選択肢。仕組みを知っていれば、連休の移動は組める。

この記事は、例年の販売の流れと、旅行者が現実的に取れる4つのルートを整理する。※2026年の予約日程は8/17時点で8月14日にKORAILから正式発表された——下の表が確定日程だ。

1. 切符が消える仕組みを知る

チュソクの列車予約が例年どう進むかを4段階で示した図
本戦(先行予約)には入れない。だが第3・第4段階は旅行者にも開いている。

例年の流れはこうだ。8月末に日程発表→9月上旬に2日間の先行予約(帰省客向け・本人認証必須)→その直後、売れ残った席が一般販売へ。ここからは韓国の電話番号がなくても、KORAILの外国人向けサイトやアプリ、駅窓口で普通に買える。連休直前には取消手数料が上がるため、出発数日前に取消票がまとまって放出される——2度目のチャンスだ。

2. 旅行者の4ルート

段階 日程(2026・確定) 旅行者との関係
交通弱者向け先行予約 9/3(木)〜9/4(金) 対象者のみ
一般先行予約(本人認証必須) 9/7(月)〜9/11(金) 07:00-13:00 路線別 外国人はほぼ参加不可
残席の一般販売 9/11(金) 15:00〜 ★ここから誰でも購入可(サイト・アプリ・窓口)
決済期限 9/15・9/18 未決済分が取消票として放出
連休の運行期間 9/23(水)〜9/27(日) 直前にも取消票が出る
ひと目でわかる交通弱者向け先行予約9一般先行予約(本人認証必須)9残席の一般販売9決済期限9連休の運行期間9

①残席・取消票を拾う: 上の第3・4段階を狙う。座席指定が取れなくても、KTXには立席・自由席という選択肢が残ることが多い。②高速バス: 鉄道より本数が桁違いに多く、直前でも取りやすい。ただし連休の高速道路は大渋滞が前提で、ソウル→釜山が8時間超になる年もある。③方向を逆に走る: 混むのは「ソウル→地方」の下り。連休前半の上り(地方→ソウル)はむしろ空く。地方から入ってソウルで連休を過ごす設計なら、争奪戦自体が消える。④動かない: 前回の記事で書いたとおり、連休中のソウルは空いていて、古宮は無料だ。

ソウルに留まる選択肢の中身は連休週の開閉マップに。実は これが一番のおすすめだ。

3. KORAIL PASSという変数

外国人専用の乗り放題パス(KORAIL PASS)は強力な道具だが、名節期間には利用制限が設定される年がある。チュソク週の利用可否と対象列車は、購入前に必ず公式サイトの但し書きを確認してほしい。使えるなら、指定席発券の枠内で連休の移動が一気に楽になる。

仁川空港の到着ロビー
連休週は空港リムジンや空港鉄道は平常運行。問題は市外へ出る足だけだ。| Photo: Wikimedia Commons

なお、仁川・金浦空港と市内を結ぶ空港鉄道・リムジンは連休中も平常に近い運行で、ソウル市内の移動には何の問題もない。詰まるのは都市間だけ、と覚えておけばいい。

ソウル駅のホームに停車するKTX
連休の指定席は発売開始直後に埋まる Photo: revi / Wikimedia Commons · CC BY 2.0 kr

4. それでも地方に行きたいなら — 日付の選び方

鉄道でもバスでも、混雑には明確な波がある。下り(ソウル発)のピークは連休前日と初日(9/23〜24)、上り(ソウル行き)のピークは最終日(9/27)。この波を外す——例えば9/25の午後に下り、9/28以降に戻る——だけで、同じ区間の難易度が数段下がる。

結論。2026年の予約日程が発表されたら(例年8月末〜9月初)、このブログで日付を更新する。それまでにやるべきことはひとつ、行き先と日付の波を先に決めておくことだ。切符は仕組みを知る者の側に落ちる。

要点

• 先行予約(本人認証必須)は旅行者には閉じている — 狙うのは残席の一般販売と直前の取消票
• 高速バスは本数が多く直前でも取りやすいが、渋滞前提
• 混雑は方向と日付の波 — 下りは9/23〜24、上りは9/27がピーク
• KORAIL PASSは名節期間の利用制限を購入前に確認
• 最有力の選択肢は「ソウルに留まる」— 連休の街は空いていて古宮は無料

よくある質問

2026年の予約日はいつですか?

8月17日時点で未発表です。例年は8月末〜9月初旬に発表され、9月上旬〜中旬に2日間の先行予約が行われます。発表され次第この記事を更新します。

外国人は先行予約に参加できませんか?

韓国の本人認証(電話番号)が前提のため、事実上困難です。先行予約後の一般販売と取消票が現実的な入口です。

バスの切符はどこで買えますか?

高速バスターミナルの窓口で当日購入できるほか、予約アプリもあります。連休は本数の多さがそのまま取りやすさになります。

レンタカーはどうですか?

可能ですが、連休の高速道路渋滞は覚悟が必要です。国際運転免許証(ジュネーブ条約型)を忘れずに。

ソウル市内の移動は大丈夫?

問題ありません。地下鉄・バス・空港鉄道は連休中も動きます。詰まるのは都市間の移動だけです。

2026年8月17日時点の情報です。予約日程は発表され次第更新します。出典: KORAIL・SRTの例年の発表慣行、過去の名節輸送計画。写真: Wikimedia Commons。

確認先
この記事の内容は下記の公式情報を確認して整理しています。制度は変更されることがあるため、出発前に原文をご確認ください。
· KORAIL(韓国鉄道公社)公式サイト
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