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9月末から11月のソウル、何を着るか|日較差10度への備え方

3行まとめ
  • 気象庁の平年値(1991〜2020年)だ。
  • 9月のソウルは、日中はまだ半袖でいける。平均最高26.
  • 10月がいちばん難しい。朝10℃、昼20℃、夜12℃。
秋の徳寿宮。色づいた木々と石垣
徳寿宮の秋。ソウルの10月は、同じ一日のなかで気温が10度動く。 | Photo: 라성민 / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)

ソウルの秋の服装で失敗する人は、気温を読み違えたのではない。ひとつの気温に合わせて服を選んだから失敗する。

10月のソウルは、平年で日中20.2℃、朝晩10.6℃。同じ一日のなかで10度近く動く。半袖で歩けた昼と、上着なしでは立っていられない夜が、同じ日付のなかに入っている。

つまり必要なのは「厚い服」ではなく「脱げる服」だ。以下、9月下旬から11月にかけて、ソウルで実際にどう着るかを気温の数字から組み立てる。

1. 数字で見るソウルの秋

ソウルの9月・10月・11月の平均最高気温と平均最低気温、および日較差を示したグラフ
平年値で見ると、日較差がいちばん大きいのは10月。数字の詳細は下の表に。
平均気温 平均最高 平均最低 1日の差
9月 21.6℃ 26.2℃ 17.7℃ 8.5℃
10月 15.0℃ 20.2℃ 10.6℃ 9.6℃
11月 7.5℃ 11.9℃ 3.5℃ 8.4℃
ひと目でわかる19月21.610月1511月7.5

気象庁の平年値(1991〜2020年)だ。注目すべきは右端の列で、1日の寒暖差がいちばん大きいのは10月。9月の8.5℃より、10月の9.6℃のほうが体にこたえる。理由は単純で、10月は朝の絶対値が10℃前後まで落ちるからだ。

11月に入ると平均最低が3.5℃。日本の東京よりはっきり寒く、台北や香港から来る人にとっては別世界になる。10月下旬を境に、必要なのは「羽織り」から「防寒」に変わると考えていい。

2. 9月下旬|まだ夏の終わり

9月のソウルは、日中はまだ半袖でいける。平均最高26.2℃は、歩き回れば汗をかく温度だ。地下鉄と店内は冷房が効いている。

この時期の正解は「半袖+薄い長袖の羽織り」。カーディガンでも薄手のシャツでもいい。昼は腕にかけて歩き、日が落ちたら着る。それだけで9月は足りる。

秋夕連休(2026年は9月24〜27日)に来る人は、この装備で問題ない。ただし宮殿は無料開放で人が出るぶん、屋外にいる時間が長くなる。日差し対策はまだ必要だ。

3. 10月|1日のなかに二つの季節

10月がいちばん難しい。朝10℃、昼20℃、夜12℃。同じ服で通そうとすると、必ずどこかで無理が出る。

実務的な解は3層だ。①肌に近い薄手の長袖、②中間にシャツかスウェット、③風を止める軽いアウター。この三つで、朝から夜まで着脱だけで対応できる。厚手のコート1枚より、薄い3枚のほうがソウルの10月には合う。

中旬を過ぎたら、ストールかマフラーを1枚。ソウルの寒さは風で来る。漢江沿いと南山の上は、市街地より体感で2〜3度低い。

4. 実際に何を持っていくか

秋の森の小道。色づいた木々に囲まれた道
ソウル近郊の秋。屋外にいる時間が長くなるほど、脱ぎ着できる服の価値が上がる。 | Photo: Eirien / Wikimedia Commons (CC BY 3.0)
時期 足元
9月中旬〜下旬 半袖 薄手の長袖1枚 スニーカー
10月上旬〜中旬 薄手の長袖 シャツ+軽いアウター スニーカー
10月下旬〜11月 長袖+中間着 風を通さないアウター 靴下は厚めに

荷物を減らしたいなら、色を合わせて重ねられるものを選ぶこと。ソウルの街は写真を撮る機会が多く、3枚重ねが3枚とも別方向の色だと、どの写真も落ち着かない。

雨は9月より10月のほうが少ない。折りたたみ傘は1本あれば足りる。

5. 靴|1日15,000歩を前提に

服より重要なのが靴だ。1日1エリアで組んだ旅程でも、実際には1日1万5千歩前後になる。

ソウルは坂が多い。北村も南山も梨泰院も、地図では平らに見えて実際は斜面だ。宮殿の敷地は砂利で、歩幅が乱れる。履き慣れたスニーカーが唯一の正解で、新品のブーツやローファーを持ってくると、2日目の夜に後悔することになる。

靴下は日数分より1足多く。10月下旬以降は薄い靴下だと足先から冷える。

6. 足りなければ現地で買える

秋の徳寿宮の石垣道
徳寿宮の石垣道。10月下旬から11月にかけてが見ごろになる。 | Photo: 라성민 / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)

寒さを読み違えても、ソウルでは簡単に補える。ユニクロは市内の主要駅にあり、ダイソーではストールや手袋、使い捨てカイロが数千ウォンで買える。

カイロ(핫팩/ハッパク)はコンビニでも売っている。11月に屋外のイベントへ行くなら、これを2枚ポケットに入れておくだけで体感がかなり変わる。

単純な目安。9月は「半袖+羽織り1枚」、10月は「3層」、11月は「アウターを冬物に」。迷ったら、現地の人が何を着ているかを地下鉄で見てください。ソウルの人は寒さに対して合理的で、判断はだいたい正しいです。

まとめ

・失敗の原因は寒暖差。10月の日較差は平年で9.6℃
・9月下旬は「半袖+薄い羽織り」で足りる
・10月は3層(薄い長袖/シャツ/風を止めるアウター)
・10月中旬以降はストールを1枚。漢江と南山は体感が2〜3度低い
・靴は履き慣れたスニーカー一択。1日1万5千歩を想定する
・足りなければユニクロとダイソーで現地調達できる

よくある質問

9月末のソウルはまだ暑いですか

日中は暑いです。平年の9月の平均最高は26.2℃で、歩き回れば汗をかきます。ただし朝晩は17℃台まで下がるので、薄い羽織りは必要です。

10月にコートは必要ですか

上旬から中旬は不要です。下旬に入ると朝の気温が10℃を切る日が出てくるので、風を通さないアウターがあると安心です。厚手のコートは11月からで十分です。

傘は持っていくべきですか

折りたたみを1本。ソウルの秋は雨が少なく、9月より10月のほうがさらに降りません。

日較差というのは実際どう感じますか

昼は腕まくりをして歩き、日が落ちた瞬間に上着を探す、という感覚です。10月のソウルでは、これが毎日起こります。

現地で服を買い足せますか

買えます。ユニクロは主要駅に入っており、ダイソーではストールや手袋、使い捨てカイロが安く手に入ります。コンビニでもカイロを売っています。

本記事の気温は気象庁(韓国)のソウル地点 平年値1991〜2020年に基づきます(2026年8月11日時点)。実際の天候は年により変動します。
参照:気象庁 気象資料開放ポータル 気候平年値(1991〜2020)。写真:Wikimedia Commons

確認先
この記事の内容は下記の公式情報を確認して整理しています。制度は変更されることがあるため、出発前に原文をご確認ください。
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