- 湿度も高く、8月の日中に明洞や景福宮を歩き回るのは正直かなり消耗します。
- 8月は半袖+通気性のいいボトムスで確定です。
- 意外と知られていませんが、韓国の店内冷房は強めです。



8月のソウルで人を消耗させるのは気温ではありません。
平年値だけを見ると東京のほうがわずかに暑い。それでも歩き回るときつく感じるのは、降水量が東京の倍以上あるからです。8月の348.2mmという数字は、突然の豪雨が旅程を何度か壊すという意味です。
もう一つは室内です。外は35度、カフェは22度。この往復を1日に何度も繰り返すことが、実は体力を一番削ります。
数字で見る8月・9月のソウル
| 時期 | 最高/最低気温の目安 | 体感 |
|---|---|---|
| 8月上旬〜中旬 | 32〜35度/25〜27度 | 猛暑・熱帯夜 |
| 8月下旬 | 30〜33度/23〜25度 | 暑いが朝晩わずかに緩む |
| 9月上旬〜中旬 | 27〜31度/20〜23度 | まだ夏。半袖でOK |
| 9月下旬 | 24〜27度/15〜18度 | ようやく初秋。朝晩は肌寒い |
湿度も高く、8月の日中に明洞や景福宮を歩き回るのは正直かなり消耗します。日程を組むなら、昼は室内(カフェ・美術館・地下商店街)、朝夕に屋外という配分が現実的です。
服装の正解:8月は「東京の真夏」
8月は半袖+通気性のいいボトムスで確定です。汗をかく前提で、速乾素材か着替えの枚数を多めに。日傘は韓国では男女問わず普通に使われているので、遠慮なく差せます。
9月中旬までは基本半袖、下旬の旅行なら半袖+薄手の羽織りもの。私なら9月20日より前の旅行に長袖メインの荷物は組みません。荷物が無駄になるだけです。

冷房対策だけは日本以上に必要
意外と知られていませんが、韓国の店内冷房は強めです。カフェ、地下鉄、バス、映画館。外は35度、中は22度という温度差を1日に何往復もするので、薄手のカーディガンやシャツを1枚バッグに入れておくと体調を守れます。
特に地下鉄で長く移動する日と、カフェで長居する予定の日は必須。冷房で体調を崩すと、旅行の後半が全部つまらなくなります。
雨と台風:折りたたみ傘は必携
8月は突然の豪雨(ゲリラ豪雨型)が数回、8月末〜9月は台風の影響を受ける年があります。傘は現地のコンビニでも5,000〜10,000ウォンで買えますが、品質を考えると日本から折りたたみを持参する方が確実です。
台風が近づいた場合、飛行機の欠航判断は前日〜当日です。8月末〜9月に旅行する人は、航空会社のアプリ通知をオンにしておいてください。
無料で涼める場所
ソウルの8月は「耐える」より「90分ごとに逃げ込む場所を決めておく」ほうがうまくいきます。この街はそこがよくできています。
- 地下商店街。江南・明洞・乙支路・高速ターミナルには、地下鉄とつながった冷房の効いた長い通路があります。35℃の午後は、地上を歩かずここで距離を稼ぐほうが合理的です。
- 猛暑シェルター(무더위쉼터)。自治体が夏の間、住民センターや銀行、図書館などを開放しています。旅行者も利用できます。入口に青いステッカーが貼ってあります。
- 弱冷房車。いくつかの路線で1両だけ設定温度が高い車両を運行しています。ホームドアと車両ドア上に表示があります。逆に「寒すぎる」と感じる人はこの車両を選ぶといいです。
- 氷カップ。コンビニで1,000ウォンほどの氷カップを買い、好きな飲料を注ぐ方式です。街でいちばん安い冷たい飲み物になります。
必要になる前に読んでおくと安心なのが、薬局での薬の探し方と、病院にかかるときの流れと保険請求です。熱中症は毎年8月に相当数の搬送が出ていて、旅行者がいちばん軽く見ているリスクでもあります。
この時期ならではの注意点
- 熱中症対策の水分は「コンビニでその都度」でOK。500mlの水が1,000ウォン前後でどこでも買えます
- 汗対策シートは韓国のオリーブヤングでも買えます。現地調達で荷物を減らすのも手
- 9月下旬は秋夕(チュソク)連休に注意。2026年の連休は9月24日(木)〜26日(土)が祝日で、27日(日)まで実質4日間です。個人経営の飲食店は休みが増え、市場も一部閉まります。宮殿や大型商業施設はほぼ通常営業ですが、行きたい店は事前に営業確認を
最後に本音を。8月のソウル観光は暑さとの戦いですが、その分ホテルが安く、カフェ文化の快適さが最大限活きる季節でもあります。暑さが本当に苦手な人は、無理に8月を選ばず10月まで待つのが正解です。10月のソウルは1年で一番歩きやすい。
旅先の暑さ対策は、屋外をどう耐えるかより、屋内にどう逃げ込むかで決まります。ソウルはその点で選択肢が多い街です。
よくある質問
8月のソウルは東京より涼しいですか?
数字の上では東京の方がわずかに暑いです。平年値でソウルが平均26.1℃・平均最高30.0℃、東京が26.9℃・31.3℃。ただし35度超えの日も熱帯夜も普通にあります。むしろ差が出るのは雨で、8月の降水量はソウル348.2mmに対し東京154.7mm。倍以上降ります。
9月に行くなら秋服でいいですか?
9月中旬まではまだ夏です。半袖で問題ありません。9月20日より前の旅行なら、長袖メインの荷物は組まなくて大丈夫です。下旬なら半袖に薄手の羽織りものを1枚足す程度が正解です。
真夏なのに上着は必要ですか?
必要です。韓国の店内冷房は日本より強めで、外は35度、カフェや地下鉄の中は22度という往復を1日に何度も繰り返します。薄手のカーディガンかシャツを1枚バッグに入れておいてください。地下鉄移動が長い日とカフェで長居する日は特にです。
傘は現地で買えますか?
コンビニで5,000〜10,000ウォンで買えますが、品質は使い捨て相当です。8月は突発的な豪雨が数回あり、8月末から9月は台風の影響を受ける年もあるので、使い慣れた折りたたみ傘を持参する方が確実です。
日中の暑さをしのげる場所はありますか?
地下商店街が最強です。江南・明洞・乙支路・高速ターミナルは冷房の効いた長い地下通路が地下鉄とつながっていて、地上に出ずにかなりの距離を移動できます。自治体が開放する「무더위쉼터(猛暑シェルター)」は入口に青いステッカーがあり、旅行者も利用できます。一部路線には弱冷房車もあります。
9月下旬の秋夕連休は旅行に影響しますか?
します。2026年は9月24日(木)〜26日(土)が祝日で、27日(日)まで実質4連休です。個人経営の飲食店は休みが増え、市場も一部閉まります。宮殿や大型商業施設はほぼ通常営業ですが、行きたい店がある場合は事前に営業確認をしてください。